第9回【読書編】ひたすら仕事と向き合う
今回のテーマは「社畜」というディスるワードもあるが、とことん仕事と向き合う=社畜の意義について考えていきたい。
私が仕事と向き合うときは営業マンということもあり、結果にこだわる。
つまり自分の売り上げ成績がどれくらいの進捗なのかについて重点を置いている。
進捗が乏しければ、活動量を増やして営業活動に専念する。進捗が順調であれば、既存のクライアントを大事にする。このサイクルに尽きる。
「社畜のでススメ」という本がある。
ハードワークを積み重ねてきた方の本で、「与えられた仕事の歯車になるための努力が、成長の源であると理解することである」だと主張している。
いかにサラリーマンとしてカメレオン張りに適用し、自分を変えるかがテーマとなっている。
確かに社会人適用という意味合いでは、サラリーマンを経験しておくことは良いかと思う。しかし、「社畜時代は管理職になるための通過儀礼だ」という話もされているので、通過儀礼=辛く我慢のいる作業だということには変わりはなく、「楽しく働く」という概念が最初から欠如しているのである。
働くからには、楽しく働きたいものである。苦しい中に楽しさを見出すなどの考えは、そもそもおかしな考えである。
昔の方の価値観で、「お金を稼ぐことは=大変苦労をしてお金を稼ぐ」という考えがある。そういった考えに侵食されてしまうと、サラリーマン思考から抜け出すことができなくなるのではないだろうか。
ビジネスモデルによっては、楽してお金を稼ぐことが可能であり、その事業が法律によって守られており参入障壁のない分野であれば持続も可能だ。
社畜のメリットとしては、とことんお仕事に向き合った自分がいることを実感できることがメリットだと考えている。
私は2018年に関して言えば、平日は朝から日が変わるまで仕事をし、帰ったら即寝る→朝を迎える→休みの日は回復のため寝る。このサイクルを年中回したため、仕事以外のことは読書を少ししたこと以外は、記憶にない。
社畜は1年経験する意義はあるが、毎年経験すべきものだとも考えていない。何より自分が幸福であれば、どの形でも良いと考える。
しかし営業以外の職、例えば結果を必要としないデザイナーやWEB専門のエンジニアは活動自体に楽しみを持ってやっているように見える。働くことと趣味の活動をすることに変わりのない職種はある意味幸せだと言える。
どちらを楽しく思うかは人それぞれで、それぞれにも困難があり、それを乗り越えていかなければならない。
私の現状は成績は良いので、現状の進捗にミスがないよう徹底しているが、1月からは年度が変わり、新たに闘いが始まるため、私はまた頑張れるフィールドがあることに心底楽しみにしている。