リーブル

リーブルでは“お金を稼ぐ教育”を考えます。稼ぐためには武器を身につける必要がある。その過程の中で読書が必要だと辿り着く📚このブログは「本を読むことで変われる」をモットーに読書の大切さと武器を身につけ、人生の選択肢を増やすべく多方面の稼ぎ方を考えていきます🍀「稼ぎ方・読書」2つのテーマを軸に展開していきます。このブログで武器を身にまとうことで、社会という荒波を乗り越えることが目的。

第14回【読書編】お金2.0~資本主義から価値主義へ。

 

 

 

 

f:id:voyageofkuro:20181216231229j:plain

今回は佐藤航陽さんの「お金2.0」の話に触れたい。偶然にも私と同じ福島県出身で、タイムバンクサービスの立ち上げなど、今、注目の一人である。

この本の凄さは、資本主義に問題があるが言われいる中で、具体的な主義の流れを掴んでいること。また著者は資本主義の次にシフトしていく概念とマズローの五段階欲求の最上級である自己実現のさらに上のステップがあると主張し、抽象的ではなくかなり具体的に落とし込んで記載されているところにある。

資本主義の次の流れとしては、「価値主義」という概念に行き着きのではないかと主張している。資本主義はお金を中心に位置づけられている。フランス革命の自由・平等・博愛という概念から、自分の人生を自由に選ぶようになり、産業革命から農業工業へとシフトしてくことで、生活が変わる。労働力という自分の商品を資本家に売り、資本家は労働力に対してお金を払う。「お金」という資本を使って、労働者と工場を所有するという2つの身分がはっきりとされた。身分からお金へとパワーがシフトしていき、お金のあるものが力を持つようになった。

この流れは現在もなお続いている。

資本主義→価値主義の流れは、可視化された「資本」ではなく、お金などに変換される前の「価値」を中心として世界に変わっていくこと予想されると主張している。

 

さっそく価値主義に基づいた動きが見え始めている。一般の方の0円依頼、50円依頼など、まずは価値を増やす活動をする。財務諸表で資産とはあり得ないものが、「価値」を最大化し、お金に代わるという概念だ。さらに価値の最大化は、お金以外の価値とも交換が可能になる!

これはキンコン西野さんの「新世界」でも取り上げられている。価値=お金であり、価値を最大化するためには、まず人に与え喜んでもらうことが重要になる。

 

SNSの台頭、高学歴の人がNPO法人で活躍したりと、実例が既に出てきている。現代では価値の基準として、どれくらいの人が興味・関心があるのかをソーシャルメディアを利用することにより、数値化することが可能となった。内面的な価値をトークン化し、内面的な価値を基準とした独自の経済を作ることも可能となる。

ここまで具体的な例が数多く存在していることは、すでに資本主義から新しい価値観にアップデートされつつあることを意味する。

近い将来になり得る内容になっているので、こちらの記事をご覧になっている方は、内容を読み、理解したうえで、今自分が成すべきことを年末年始という一区切りつくこの時期に、一度考えていただきたい。