第16回【読書編】ほんやのポンチョ
「個」の時代なら、「個」を作る動きをしないといけない。
— くろまる (@voyageofkuro) 2019年1月4日
行き着く先は「読書」になるかと。
「個」の形成は読書から。#脱社畜はあちゅう #西野エンタメ研究所
「個」を作るうえで、読書は大切ですね。もちろん絵本も該当します。
キンコン西野さんの「ほんやのポンチョ」をクリスマスプレゼント⁉︎ということで、いただいたので、さっそく読んでみた。
世界観としては、えんとつ町のプペルとはまた違った、「田舎の雰囲気」がなんとも良い。
人柄の良いポンポンポンチョは自分のことは後まわしで人助けをする。
読んでる本も「本ではなく、店主の信用だ」というキーワードもj象徴的だ。
最後は信頼を生み出したポンポンポンチョにみんなが協力し、豊かになるというお話で、信頼→お金になるというものをテーマにした本だ。
人間の経済活動の始まりは「物々交換」である。物と物を交換していた時代は「自然経済」と呼ばれる。交換価値の違いから、保存できるものとして「貨幣」が誕生し、「貨幣経済」へと発展した。貨幣経済がさらに進むと、小切手や株式といった「信用」で成り立つ経済が発展をした。進化版がクレジットカードである。
次のステップは信用経済である。「お金2.0」でも取り上げていたが、お金→価値に重点を置き、最大化に努める動きだ。信用経済=価値主義だ。以後、同意語として進めていく。
信用経済が進行していくと、「働き方」も変わってくる。つまりお金を稼げ!ではなく、信用を稼げ!という動きだ。
商品販売→信用販売の動きに変わってくるので、販売スタイルもガラリと変わってくるだろう。まず無料で商品を差し出して、「信用」を得てから、商品が売れていくという行為が進行するであろうことが読み取れる。
初期投資が先行するため、「お金は汗水垂らして、苦労に苦労を重ねて作っていくもの」という考えが強い人には、理解が難しくなるであろう。
みんながポンポンポンチョにならなければ、信用経済をもとに動く価値主義の世界では成功できず、資本主義社会に残り苦労することになる。
「お金2.0」、「新世界」にもあるように、この本は、価値主義を主張するストーリーである。
まずは価値主義を念頭に置き、何より与える側にまわることが大切ですね。
商品を作り、まず与え、喜んでもらうことが必要だ。
目指せgiver。